母子分離不安(2)先生と共に

前回の記事 母子分離不安(1)はじまり

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母子分離不安。

母と離れることに極度の不安を覚える状態だそうだ。


言い換えれば乳幼児期の「後追い」。
母親が視界からいなくなることが不安で
泣きながら後を追う。

しかし本来ならば
母から離れても母は存在し続けていて、
また会えるということを子どもは自然に学び、
2,3歳で「後追い」を卒業していく。


それが何かしらの原因や子どもの性格などで
「不安」を持ったまま成長することもある。

小学校低学年くらいならば
「母子分離不安」の子どもも
まだまだ珍しくないそうだ。



保育園に比べればストレスや緊張も多い学校生活。

担任の先生と面談したときには
「彼は、限界までパンパンに膨らんだ風船のよう。
少し突かれると破裂してしまうんですよね」

と言われ、改めて長男が限界まで
追い詰められていたことを知った。





分離不安の場合、
学校を休ませてゆっくり母親と過ごしたり、
保健室登校などの対処の仕方もあるだろう。
わたしもはじめはそれを望んだ。



しかし当時の担任の先生に、こう言われた。


「彼は完璧にできないとだめな子ですよね。
分からないことが1つでもあれば不安になって
もっと学校生活に戻れなくなる。

1年生の今、初めての運動会の練習中の今、
一日休むたびに
分からないことはどんどん増えます。
そうしたら彼はもっとパニックになって
登校するのが難しくなってしまうと思うのです。

お母さん、毎日つらいと思います。
大変だと思います。
でもお願いです。学校に連れてきて下さい。
私たちがきちんとフォローします」


分離不安ということをわかった上で、
長男の性格を考えた上で、
そういう提案をしてくださった先生。

そして一理あると、わたしも納得できた。

“分からないこと” “初めてのこと” が
とにかく苦手な長男。

“みんなが初めて”の一年生だからこそ、
踏ん張り時なのかもしれない。


それなら、と賭けてみることにした。



(3)につづく