店主の本棚vol.3 森に眠る魚

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久しぶりに本の紹介。

ものすごく狭い範囲で繰り広げられるママ友の日々。ママたちの歯車が狂う様も、5人のママのわずかなすれ違いや微妙な心の変化も。どれもこれもがかなりリアルに描かれていて、呼んでいるあいだずっとヒヤヒヤしてしまうほどだった。

ママ友関係をテーマにした小説もいくつか読んだことがあるが、「森に眠る魚」はダントツにおもしろかったと思う。
というのも険悪なドロドロ感だけでなく、ママたちが知り合って仲良くなっていくようすが丁寧に描かれているのに感心。序盤といっても半分近いのかな、じわじわと親しくなっていく月日が描かれていて。ママ友を「つくる」ときのママたちの言うなれば下心のようなものが、恐ろしいほどリアル。疑問を挟む余地は一瞬もなく、ママたちは親しくなり、そして壊れていった。
前半、丁寧に丁寧に積み上げた期間があるからこそ、後半のドロドロを一層怖く感じるんだろうなぁ。

後味は程よく悪い。心にもや〜っとしたものが残る。それでも人に薦めたくなる小説だった。

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店主の本棚vol.2 おくりものはナンニモナイ

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この時期になると必ずクリスマスの絵本を読む。必ず毎年、新しいものを手に取るようにしている。

━━ネコのムーチは考えた。うんと考えた。何でももってる友だちを喜ばせる物って何だろう? そしてムーチが思いついた最高の贈り物とは!?

「おくりものはナンニモナイ」(原題 The Gift Of Nothing)は大人向けのクリスマス絵本として紹介されていて、ずっと気になっていた。最近購入して息子たちと一緒に読んでみたが、文章も絵もシンプルだけど、息子たちにはいまいち響かなかったよう。小学生には少し早かった・・?

もしかしたら子どもには、シンプルすぎて伝わりづらいのかもしれないな。けれど高学年以上であれば、どこか考えさせられる部分があるんじゃないかなと思う。“ナンニモナイ”の本当の意味。





店主の本棚vol.1 その靴、痛くないですか?

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昨年は取り憑かれたように
サスペンス小説を読み漁っていたけれど、
今年はなぜかこうした
実用書やエッセイに目がいく。

不思議だなと思いつつ、
“目が合った本は読むべき本”
という信念を引っさげ、
この本を手に取った。


何を隠そう靴道楽のわたし。
そして、元靴屋。
このタイトルを
スルーできるわけもなかった。


著者は
“靴は売らない靴屋”の西村泰紀さん。


ハイヒールが痛いのは当たり前?
→No

外反母趾だとヒールは履けない?
→No

幅の狭い靴は足に良くない?
→No



靴の“常識”と呼ばれるこうした

ある程度 靴の知識はあると
自負していたわたしだが、
「へ〜!そうだったんだ!」を
連発しながら一気読み。





それにしても
靴のウラ側は
「女性の化粧を落とした顔」

とは。
うまい。


化粧ばっちりの見た目ではなく
裏返して靴の素顔をちゃんと見る。

胸に刻んでおきます。

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